NEW 911 タイプ991 ....... CARRERA S Ⅱ
カレラ S タイプ991 PDK
4490×1810×1305mm 2450mm 1450kg RR
3.8リッター水平対向6DOHC24バルブ
400ps/7400rpm 44.9kgm/5600rpm
302km/h 0-100m 4.3秒
3800ccのNAで400馬力をしぼりだす...........
しかし、そのトルクの方が..........トルクの出方が素晴らしい.......
それでいてわずか1450kgの重量..............
このクラスの同排気量の車と比べて何百kg単位で軽いそのBODY...............
ポルシェはいつだって走りを前面に押し出してきたメーカーであり、レース活動やそれにともなう結果を出してきた世界で唯一の量産スポーツカーメーカー..............
そのポルシェをしても、様々な顧客を獲得していくために、年々豪華にしていかなければならない内装や、安全性を確保するためのサイズアップ..........
そうして前モデルのカレラSに至っては、とうとう1500kgの重量に至ってしまった........
そして、ここにきてのマイナス50kgのボディ重量には、ポルシェの失われないスポーツカーメーカーの魂が感じられます.................
今回、このタイプ991に乗って感じたことは、
車自体の動きの軽さ..............
高速域のスタビリティの高さ.................
相変わらずのコーナリングの素晴らしさでしょうか...............
そして、最も印象に残ったのは............PDKのさらなる進化です.............
車自体の動きの軽さは、事前情報で解っている重量減とは違う意味での軽さを感じます.........
そして、車自体の大きさは微塵も感じられません...........
さらにこれはワインディングに持ちこむとで、よりはっきりと認識できます...........
また、以前にタイプ997のほとんど同じような仕様のカレラSに乗りましたが、高速域における〇〇〇km/hを越えてからのガスペダルに反応するリアの動きにとてもドキドキしましたが、今回の991のスタビリティの高さは秀逸です........
まるでRRではないような安定感です..............
http://porschewbs.exblog.jp/14412998
もちろん新設計の足回りやPSMのなせるわざでしょうが、そこは100mm伸びたホイールベースと広がったトレッドによるところが大きいのではないでしょうか.................
ホイールベースが伸びたことでハンドリングにかったるさが出るかと思えばそこはポルシェ.......
噂の違和感のない電動式パワーステアリングと相まってその身のこなしは、ホイールベースの短い997と比べてもそん色ありません............
私は、以前に走らせた997の素のカレラの印象がとてもよかったので、新しい991がもろ手を挙げてすべて最高とは思いませんが、その価格設定からくる両者を比べた比較という点では、997でも十分かなという印象を持ちます..........
新しいものは、そのデザインからくる新鮮さと相まってどうしても目を惹かれてしまいますが、いまだに私の997の後期型カレラの素晴らしいという思いは色あせることをしりません..............
ただし!
今回のPDKは、いやらしいくらいな演出も含めて素晴らしい(>_<)!!
何より、PDKのブリッピングに..........
やり過ぎだろう(^_^;)...........と..........
スポーツモードにしていると............
コーナーに向かって、4速から鬼ブレーキでターンイン~!!!すると.......
フォン!フォ~ン!と素晴らしい音と共に勝手に3速、2速と落ちて行ってくれる..............それも絶妙のタイミングで..............
(この瞬間にほとんどの人がNEW 911に落ちて行ってしまうのだろう(>_<)!!)
しかも、その速度やスピードの落とし方によって、ギアが落ちて行くタイミングも違う(^_^;).......
その都度Gセンサーや速度でコンピューターが判断しているのか............
わたくしの仕事はステアリングに手を添えて、ペダル操作だけです(>_<)!!
まるで、 “ ママがやっておいたわよ(^^♪ ” と........言わんばかりの................
至れりつくせり..................
おいおい!僕のやることを残しておいてくれよ(:_;)..............
“ 私がやった方が間違いないから!!! ” と言われそう(^_^;)..........
同じ力量のドライバーが走らせたら、間違いなく早いPDK...........
PDKのポルシェとかにおいていかれたりしたら、悔しいだろうな(>_<)~~!!
シフトポジションの高さはマニュアルモードでは、まるでシーケンシャルのように(*^_^*).....
そのポジションはとても操っていて楽しいのですが..........
今回のこのスポーツモードを味方につけたPDKなら、そっちで走ったほうが自分で操るよりずっと速い......と思います(^_^;).....................
ティプトロやPDKで来た人には、この新しいPDKに乗ったら、間違いなくやられることでしょう(^^♪.........
まるで努力もしないで、自分のドライビングがうまくなったようです.........
今回のPDKは走り出しのスムーズさも違和感なく..........
7速120km/h巡行でタコメーターは2000回転を示し、100km/h巡航ではわずか1600回転しか回りません.................
そのエンジンが7400回転回って400馬力を絞り出すのは.......なんてタフな(^_^;)............
直噴エンジンは踏み込み初期のもたつきも感じられませんし..................
技術の進歩は素晴らしいですね...............
ボディ剛性については.........さすがというところでしょうが..........
磁性エンジンマウントが正確なトラクションを作りだしていたり.........
アクティブスタビライザーによるロールの制御技術は.........
もう、どこでどう働いているのか(^_^;).................................
そういうものがすべて起動した状態でこのライド感を作っているのかと..........
ここまで来ると、車雑誌でやっている他車との比較なんて言うものは、本当にあてにならないと思います........
大切なのはその車が乗ってみて、自分の走りに合うか合わないか............
というところでしょうか.............
気になった点は..........
ドアミラーの位置は手前に設置されているので...........以前より視線の移動が大きく、ドライブする上ではマイナスに感じました.........
さらには、スポーツマフラーの低速域での音の下品さもちょっと..............
もっと悲しいことは信号待ちでいちいち止まるエンジンに少し興ざめし...........
わたくしがエンストしたみたいじゃないか(>_<)!!
(まあ、これはキャンセルボタンがついていますが.........)
サイドブレーキを探して右手が空を切ってみたり(^_^;)............
スピンターンができないじゃないか(>_<)!!
面白かったのは.............
インパネ内のGフォースモニター..........
このオレンジの丸いイジケーターが加速すれば下に下がり、ブレーキングでは上に上がったりと....もちろんコーナリング時は上下左右に変幻自在に動き回ります.........
真剣に走っているときはもちろん見れませんが、微妙なアクセルワークやブレーキング時のGの働きを視認できるということはいいですね...........
とっても勉強になります(^^♪
スポーツクロノメーターが時計の役割も担ったのもいい(^^♪!
私のは、すっかり装飾品になっています(*^^)v
そろそろ使ってみるか(^_^;)........その前に説明書読まなくては..........
それにしても、相変わらずの911....................
私は、ミッドシップポルシェから入り、水冷からポルシェワールドに入った人間なので、911に関しては、とても冷静に見ることができます.............
ボクスタースパイダーの美点と911の美点........魅力は、まったく別のもであり、どちらも欲しくなってしまう魅力で満載ですが..............
今となっては、化石化してしまったわたくしは............
いまだ、マニュアルシフトの車に乗っていたいです................
タイプ991の素のカレラのマニュアルに乗ってみたいな~♪(*^_^*)...........