PORSCHE Boxster Spyder and Cayman GT4

PCCB Install ......... Ⅱ irodori 編




さて...........PCCB の color change です....................



kodawari 編でも書きましたが、わたくしにとっては、天下無敵のPCCBのイメージカラーのイエローも..........


私のボクスタースパイダーの色合いのバランスを崩すだけのカラーなので........



躊躇せずに、レッドキャリパー色に CHANGE です...............



基本的に、8000kmとはいえ使用していたキャリパーなので、脱脂工程から始めます..........





また、PCCB用でも標準のキャリパーでも同じですが、アルミダイキャストの本体にシリコンゴムが埋め込まれていて複合素材としてアッセンブリー化されています........


シリコンゴムだと想像するのは、使用されている場所の熱的な問題と耐久性の観点から、そう思っています......


シリコンゴムとはいえ、その手の素材をあまり強い溶剤で脱脂すると、あとあと二次災害が考えられるので.......


また、紛体塗装自体も、塗装的には溶剤塗装よりもはるかに強い塗膜力を誇るのですが、耐溶剤性に関しては、表面の状態が曇ったり艶が引けたりと.....この場合はその上からアクリルウレタン塗料で最終的に上塗りを行うので表面状態は問題ないのですが........


いずれにせよ、比較的溶剤力の弱いガソリンかIPA(アルコール)で脱脂します..........




面白いのは、ポルシェの新品のブレーキキャリパーの塗装を細かく見てみると、結構ラフな仕上げになっていることです........

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量産品として、ラインで治具を使って塗装しているのだと思いますが、キャリパー内側の塗装がすけていたり、ピストン周辺のところのマスキングが甘く.......きっと、日本の車メーカーでは、不適合品として処理されてしまうんだろうなという感じです(^_^;)...........


ポルシェの品質基準としOKを出しているものなのでしょうから、特に問題はないんでしょうが、ここら辺は、入れるところは入れる.....抜くところは抜く.......という感じのヨーロッパの合理性を感じとることができます........



と...........一流と言われる世界が認めたメーカーの選んだものを穴のあくほど眺めていると、ついつい、妄想が妄想を呼び、いろいろなことを考えてしまうのですが.............



本題に戻って..............

color changeへ.........................



今回は汚れ除去も含めて脱脂処理は、ガソリンで行いました..............




一生懸命、ウエスとブラシを使ってゴシゴシ..........



名付けて  “ ひよこ大作戦 ” !!  



ただの脱脂処理ですが(^_^;)......



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このイエローキャリパーを綺麗に脱脂して.....

というより、ほとんど磨き上げた勢いです(^_^.).........




4つ並べてただけで、 “ フッフッフッフッフ......... ヘ(^^ヘ)(ノ^^)ノ”



という..........静かな夜に一人........

軽く震えていたわけですが(^^))))... ...((((^^)




さらにここから、ペーパー研磨.....いわゆる目粗しを行うわけです........



名付けて、 “ コーンポタージュ 大作戦 ” !!



ただの目粗しですが(^_^;).............



一つ一つ丁寧に、隅々まで仕上げていくわけですが..........




これが...........




楽しい(^o^)......


楽しい(^0^)......


楽しい\(^o^)/........



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形状が複雑で、細かいところまでペーパーが入りにくく苦戦しますが、3時間ほどかけて仕上げていきます...........


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ペーパーの当てにくい場所を一生懸命当てていると、エッジ部分の素地が露出してしまう箇所も出てきてしまいます..........

密着試験的には、綺麗に研磨できればアクリルウレタン塗料のみを上塗りすればいいようですが、素地が出てしまった箇所の密着&防錆のために、エポキシ系のプライマーも間に入れることにしました.....

その試験も、同時にしていたので、塗装形態は、それで決定です.......


暗闇に紛れて、一人笑いながらペーパー作業をしていたら、すっかり真夜中になってしまったので、次の日にマスキングと塗装を行います.............




マスキング作業は、もともとマスクをしてあって場所をすべて、それに沿って、やり直します.......


名付けて “ アネッサ 大作戦 ”!!


大作戦考えるの疲れてきた(^_^;)............



マスクの国から “ マスクガール ” を呼び寄せて、手伝ってもらいます(^^♪.......


正確に言うと むかし、むかし “ マスクガール ” だった..........................


“ マスクガール ” です(^_^;)...................


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わたくしよりよっぽど手際が良くって素敵(*^_^*)............




マスキングが終わり次第、一気に塗装です..................


名付けて “ チェインジ 大作戦 ”


そのままだな(^_^;)..............



ペーパー当ての時点で、ちょっぴり素地が出てしまった箇所があるので、エポキシ系の下塗りをさっと入れて、それから、アクリルウレタンの上塗りで仕上げます...........


塗膜というのは、本来、大まかに言って、下塗りが密着と防錆をつかさどり、中塗りで膜厚と平滑性、そして上塗りで美観や耐候性をつかさどります.........



今回ブレーキキャリパーに採用されている紛体塗装は、下塗り・上塗り兼用塗料で、一発でそのすべての要素をモーラしてしまい、さらにシンナーなどの溶剤を使用しない夢の塗料です.........

世の中には魔法はないので、その分、既存の焼き付け塗料よりはるかに高い温度で焼き付けなければならないとか、前処理の被膜化成をきちんとやらなければその優れた性能を半分も出せないとかのデメリットもたくさんありますが...........




その時のみ、色がついていればいいというならば、特に気にする必要はありませんが、長期的にまたは、その仕様環境によっては、きちんとした前処理から塗膜形態を決めていかなければなりません......


今回のように、きちんとしたメーカーが行った塗膜の塗り替えならば、案外簡単にことを運ぶことができますが、一からやるとなるとそれなりの設備と知識、経験値が必要です.........


特に、 “ 酸化 ” すること(錆びる)を前提とした金属塗装においては、塗装の前段階、前処理が一番大切な要素です...................


それは、脱脂のみの事ではなく、脱脂から錆びとり、被膜化成までの一貫した化成処理のシステムで、車の塗装の前にも必ず行われる前工程です............

それは、鉄でもアルミでも “ 酸化 ” するものは全てにです...........



で................まずエポキシプライマー................

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ペーパー当てによって出てしまった素地の密着向上のためのプライマーも、敢えて白を選ぶことで、上塗りの赤の発色をよくする効果にもつながって、一石二鳥です............


セッティング時間を少しおいて、上塗りのアクリルウレタン塗装まで一気に仕上げます.........

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セッティング時間を置いて、強制乾燥です..........





塗装が完成した時点で、レッドキャリパーにシルク印刷です...........


名付けて “ シールじゃないのよ! 大作戦!! ” ...........


彡(´∀`;●)彡 ヒューヒュー




シルク印刷の版はすでにできているので.....




今度は、シルクの国から “ シルクガール ” を呼び寄せます.................

正確に言うと むかし、むかし、むかし、 “ シルクガール ” だった...............


“ シルクガール ” です(^_^;)...................



本人曰く、わたくしに...............


 “ 可愛い しもべ としていつまでもお使いします ” と宣言しているので......


可愛いかどうかは、異論のはさむ余地が多分にありますが(;一_一)..............


通称 “ ドビー ” です(*^_^*)..........



“ ドビー ” は、まず対象に対してセンター決めから始めます...............

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シルク印刷は、本来、数ものを予定して行うものなので、一品料理には、なかなかつかいません.....

何故なら 版 を作ったり、焼き付けをしたり、その工数や手間から、一品ものでは、コストが合わないからです.............

しかし、今回、一般人が見たら、まったくその手間暇に気づかないレベルで純正品並みに仕上げるために、こだわりぬいてみたわけです...........


ですので、キャリパーの固定や印刷工程は、とってもアナログに...............


“ 結果を出せ!! ドビー !! <`ヘ´> !! ”


となるわけです................


ドビーは非常に小心ものなので、プレッシャーをかけると、考えていることと逆のことをしてしまったり、わけのわからない独り言を口ずさんだりと........o(;д;o)オロオロ(o;д;)oオロオロ



挙動不審に陥ります(^_^;)................



今回は、初っ端から


“ ¥300万のブレーキだから、ミスをするなよ  ドビー (;一_一) !!....... ”


と、メガトン級のプレッシャーをかけてしまったので(^^♪...............


“ ひ、ひ、ひん ぁゎゎ・゚・(;´゚д゚)ゞ・゚・ぁゎゎ・・ ”


と......................


“ ドビー ” の緊張は究極のナチュラルハイ状態に達していました..................



困ったことに、PCCBの6ポットのキャリパーは、キャリパー自体の全体寸法からのセンターが、シルク印刷をする平面の面のセンターとずれていて.............

どちらに、センターを合わせた方がいいのかと..............




それだけでもう..........


“ ドビー ” は.........................


アタヽ(ω;`ヽ))…((ノ´;ω)ノ フタ........................


“ ドビー !しっかりしろ!! 結果を出すんだ ヾ(*`ェ´*)ノフンガ~ ”



一発勝負で完璧に決めなければと思っている “ ドビー ” は、とりあえず、ラップの上に一度印刷をしてから、本番をやりたいと..............

珍しく、慎重な意見を(^_^;)..................


なかなか............


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そして...............

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そして!!................


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結果!!!

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完璧だ!........... “ ドビー ” (*^^)v ....................





“ でかした ドビー!! ヤッタ━━━ヾ(*≧∀≦*)ノ━━━!!! ”



“ モシ゛(((*´ε` *)(* ´З`*)))モジ ........゚.+:。(*´v`*)゚.+:。ポッ♪ ”



その後も順調に仕事をこなす “ ドビー ” ...............

根がまじめな “ ドビー ” は、淡々と作業をし................






最後の一つで、油断して................

ちょっと文字が斜めに.................................



“ ドビー !! (#`Д´)ノゴルァァァァァ!! ”




“ ドビーは悪い子! ドビーは悪い子! 。゚(゚´(00)`゚)゚。ぶひぃーん ”


と、壁に頭をがんがんぶつけて、パニクってしまいました(;一_一)............



“ おっ!おい!!  と、とりあえず、溶剤で早く拭き取って..............

上手く治せ! おい! ドビー il||li( ;;´・д`)ャ´`゙ィ ”






時間のない中でやっているので、拭きとった後の塗膜に印刷の跡が残る場合があるので、急いで拭きとります...........

光に照らすと、若干、跡が残るので、コンパウンドで磨いて、再チャレンジです..........




そして.................


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かっこよすぎです(*^_^*)........................


Thanks Dobby (*^^)v ..........................







そして.............

私のボクスタースパイダーに装着です...........

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素晴らしい(*^_^*)!!


理想通りです(^^♪.....................





そして、これを極めれば....................


ミッドシップポルシェの究極のダウンヒルを(*^_^*)....................................





私の好みでPCCBのcolor changeから入ったこのシリーズですが............

私自身、知りたかった、PCCBのセラミックカーボンローターの重量と、ノーマルローターの重量比やキャリパーのそれぞれの重量比、そして、実際、ノーマルからPCCBにスワップする上での必要パーツの詳細など...........

なかなか、探しても見つからない内容等..............

次回のレポートで提出します(*^^)v.................






Dobby..................


勤勉な正直者だが、非常に要領が悪くあまり有能とは言えなかった。言ってはならないことを言ってしまった時は、壁や物に頭を連続でぶつけたりしながら「ドビーは悪い子!」と叫ぶ癖があった。


by Wikipedia
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by porschewbs | 2013-07-31 22:30 | ボクスタースパイダー | Comments(0)
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