987 ボクスター
987ボクスター PDK ノーマルサスペンション 回想......
年代の違う同じポルシェに乗るときには、確実に以前のモデルから乗るべきだと思っています。
最新は最良という、使い古された言葉を使わせてもらえば、まさにそうで、あの時、あれほどいいと思えたものが、一気に色あせてしまうような衝撃をいつも受けます。
それは、マイナーチェンジといわれるフェイスリフトにおいても変わりません。こんなによかったっけ?こんな足の動き方だったっけ?と.......。
経年劣化によるボディの緩みや、ショックの抜け具合等も考慮に入れても明らかに違う、そのフィール........。
パワーの違いは解りやすいのですが、走りそのもが違うと思わせるような、フィールの違いにいつも驚かされます。
まして、フルモデルチェンジともなると、あれだけ十分だと思っていたボディ剛性やトラクション、サスペンション、ハンドリングに至るまで、全否定されているような気さえ起きます......。
しばらく、自分の車に乗っていると、また、これもいいじゃん.....。または、こ・れ・で・も・ いいじゃん!という風になって、それなりにまた、楽しめるのですが、それがまた、ポルシェの良さであって、年式が違えど、慣れてしまうと、また、その車がとてもよく感じます....。
でも.......それでも......最新が最良........という言葉が頭をよぎることがあります。
986Sの最終型とこの987の素のボクスターには5年の開きがあります。排気量は3200ccと2900ccと違いますが、馬力で5馬力しか違いません。もっともトルクは排気量なりに違いますが、それでも、重量を差し引いたら、いい勝負です。
しかも、決定的に違うのはボディが違います。リアの追従性やフロントのしっかり感というか、インフォメーションの伝わり方のリアルさは本当に別物です。
晴れの日も雨の日も走ってみましたが、やはり雨の日のような路面のミューが低い時のステアリングに伝わってくるフィールは、まったく.....これがボクスターか?と思うほどです。
この現実を、ポルシェの技術は素晴らしい!と言えばいいのか.................。
実は10年先まで造っていて、小出しに出しているんじゃないかと、いつも疑っています(^_^;)
フェイスリフトのスタイリングの違いなどは、最終候補に残した2~3のものを、悪い順からだしているんじゃないかと、心から疑っています(^_^.)。
ここまで技術が進歩している世の中で、本当にあれほど、これでもかと新しい技術を開発できるものなのでしょうか?
今度の911GT3にオプション設定されている、”アクティブエンジンマウント”みたいなものや、ターボの新しいシステムも.......実は、みんーな、みんーな、まとめて造っていて........実は、ポルシェの創始者がみーんな造っていて、それを今頃出しているなんてことは.........
ないか(^_^;)......。
でも、かゆい所に手が届くというか、今までどうしてなかったのか?ものにしなかったのか?というものが随所に盛り込んでくるところが、本当に、憎いです(*^_^*)。
そして、そういう、これだよ、これ!というようなものにすぐにだまされてしまって、車に対しては、いつまでたっても、免疫ができない、純真な僕チンは、すぐにだまされてしまって、
ころっと恋に落ちてしまいます........(●^o^●)
やはり、いつもポルシェは確信犯だと.....私は思っています。