ポルシェ 912 レストアパーツ .........
定期的に知り合いやビンテージショップから持ち込まれるパーツ類.............
何とかして~(>_<)! と言われれば何とかするしかない(^^;)........
しかし、わたくしは車関係のお仕事ではない............
それでも、めんどくさいことにいちいち首を突っ込むわたくし............
今回わたくしのところにやってきたパーツ類は、1960年代に作られたもの..............
ポルシェが356から911に移行する際に全面改良によるコストアップが40%増しになり.......
新生911の廉価版という位置づけで販売された車が912とのこと...........
エンジンも4気筒を積んでいたことから、重量的には911より軽いRRとしての立ち位置で.............
それはそれで................ありでしょう(*^_^*)...........
そうはいっても、
40年以上前の塗装...........
それでも、状態は比較的まともで...................
錆びによって穴までは空いていない.............
とりあえず、脱脂して.........剥離剤で、塗装をすべて落とし...........
酸に漬けて錆をある程度落として........リン酸亜鉛皮膜化成処理..................
この時代のものを徹底的に錆びを落としにかかると、形がなくなってしまうことがあるので(^^;).............
そこの見極めが重要.............
化成処理の後に、それでも錆の浸食がはげしいところに、錆の進行を止める薬品を塗布................
その後、エポキシ系のプライマーを入れて..........
最後に黒の半艶の粉体塗装で仕上げる...............
こんなものかな(^^♪...................
レストア系は、本当に厄介で.........新品のものに間違いのない前処理、ハイレベルな塗装のほうがずっと楽です..........
当時の塗膜性能は、それなりなのでしょうがないのですが.......
金属塗装の肝はどこまで行っても、前処理が全てです............どんなに高い塗料を使用しても、前処理がきちんとできてないとすぐにボロが出ます............
化学的な表面処理を施して、表面を安定させた後に塗膜形成を行えば、あとはメンテナンスのみで息の長い塗膜を維持することができます..........
現代における車の塗膜は本当に良くなって、スキがありません.........
1960年代のものは、ダメつぶしをしながら、いたわっていくしか方法がありません...........
そして、早め、早めの対処...........
ダメを見つけたら、愛情込めて、何度でもやり直す............
シルバーメタリック粉体塗装仕上げも....................
パーツによって、どうにでもできますが.....
レストア系は、ノーマルモードが大好きですね..............
そして、またクラッシックポルシェを大切に乗る人が一人増えます(^^♪..................