マツダ・ロードスター ...........
さて...........
今更ながらロードスター...................
日本車としては、数少ないスポーツカーとして存在し続けているライトウエイトなそのボディ................
ここのところずっとわたくしのもとで暮らしていて.....
一年で最も忙しいこの時期に昼は仕事....夜はロードスターと.............
すっかりロードスターカラーに染まっている日々を送っています....
今更ながらのロードスターですが、基本的にわたくし的には、自分が所有する車としてはほとんど興味がわかなかったので今までスルー状態だったのですが、ここにきてあるプロジェクトが上がってきたので、それに参加する形でわたくしがしばらくロードスターを預かることに........
最新のロードスターは、個人的には今ある日本車のスポーツカー系の車の中ではデザインが秀逸で............
特に濃いメタリック系の色を纏った立ち姿は、シャープで綺麗系.............
初代の可愛い系のスタイリングとは対極的で....
ロードスターは初代のデザインが一番好きだったわたくしとしても、 ‶ これはいい! ” と...........
ただ..........
そのあまりにも非力なパワーと、それに対しての車格に合わない値段設定を認識した瞬間に 興ざめ してしまうほどの内容だったので、特に知る必要も無いかと....
作り手としてはいろいろな思惑があってのことでしょうし、対象を絞っての商品でしょうからこれでいいのでしょうが、わたくしの中ではこの値段でこの内容はないだろうと.......
原点回帰をもくろんで作ったはずのロードスターが、お値段だけは跳ね上がってしまって........
と思いながらも、いざ乗ってみると......
結構楽しいじゃん(^^♪..........
と............
乗り始めこそ 35GT-R を乗っていった帰りに ロードスターで帰ったこともあり、 ‶ うわっ! おそっ!(>_<) ” という感覚で........首都高の入り口の上り坂に、これクラッチ滑ってないよなと思うほどまったりとした加速感..........
さらに、そのままガスペダルを踏んでいくとある速度域からメーター振り切りな領域までフロントが落ち着かない......
今回、走らせている ロードスター のグレードは、NR-A というワンメイクレース用のボディで......
ロールバーまで組み込まれた最も走りに振ったモデル.......
足もビルシュタインの車高調整ができるタイプが奢ってある 漢 グレード.......
この車においての...ハイスピード領域での直進安定性が今一つな感じで......
良く解らないが、フロントの足回りの取り付け位置回りの剛性が弱いのかなと............
タワーバーとロワアームバーでも入れれば、もう少しいい感じになるのかもしれないのだけれども、その領域までのことは考えてないのかなと.....
ミニバン系にも普段乗っていて、長い距離を走らせて、ボディを固めてみたり足回りをいじってみたりとしていると日本車は、乗り心地や走らせることにおいても、足回りの動きをボディのしなりまで合わせてセッティングしているのかなと思うことがよくある.......
ポルシェなどは、屈強なボディをもとにきちんと足を動かすという感じの走りなのだけれども日本車は、少々柔いボディに合わせて一緒になって足も動いていくという...
そのせいなのか日本車においては、ボルトオン的なボディ補強をするとその効果はてき面で....
その分突き上げが強く感じられるので、今度はダンパーを柔らかくしてバランスを取ったりと....
いろいろな試行錯誤をすることで、その車の良し悪しを見ていくのですが、ポルシェの剛性感はスポーツカーとしては正しい姿だと思いますが、スポーツカーでない車ならば、また違う作り方もありだと思っていますので、足回りのセッティング一つとってもそれは様々な正解があるのだろうと.......
それでも走行距離や使用頻度によって、ボディは確実に緩んできます...
それでも、この NR-A というグレードは、ロールバー入りの剛性が高いはずのモデル........
低速域ではそれほど感じないネガが高速域では確実に見え隠れする..........
ロードスターは、60~70km/h のスピード領域で....
タイトコーナーの続く単独で走るヒルクライムが楽しい.........
荷重移動など気にしないで踏んでいけるフロントエンジンレイアウトによる上りにおけるプッシュアンダーの少ないコーナリング........
低いスピードの中での扱いやすいFRレイアウト......
楽しくないわけがない......
救いがたいアンダーパワーであったとしても、単独で走っている分には本当に楽しい.........
コントロールのしやすさもこじんまりとしたボディ、見切りのしやすいデザイン...
自己完結型の世界観............
ただ...............
これで仲間内に参入したらあっという間に取り残されてしまう...........間違いなく...........
パワーとスピードに拘束されてしまった我々の中ではこれではちょっと戦えない.........
これで、ロータリーエンジンでも載ってたらまた楽しいのだろうが..........
86もしかりで........
日本のメーカーの提示の仕方は、どこかこんなものでいいだろう的な雰囲気に満ちていて..........
ロータリーターボのロードスターがあったって.....500馬力の86があったっていいじゃないか!と.........
事あるごとに思ってしまう..............
そう思うのはわたくしだけではないはず...........
それにしても、この一度座ったら降りたくなる.....
乗りにくさ降りにくさ抜群のロールゲイジ..............
そしていま一つしっくりこないマツダスピードのバケットシート.................
そして..............
しめて ¥350万円 ......................................
ん~~この仕様で 込み込み ¥250万円 ならばいいかなと........................
いや!ロータリーターボなら ¥350万円 出そう!.............
さらに、対向4ポットのブレンボつけてくれ!!コントロール性に振ったもの!................
やっちゃえ! まっちゃん!!